『トルコのチャブショール外相文化勲章受賞』

2019年8月 9日

 トルコのチャブショール外相が、日本から文化勲章を、授与されることが決まった。これは在トルコ日本大使の宮島氏の、努力によるところ大であろう。こうした賞がトルコの政府高官に贈られることは、トルコと日本との関係に強化に、大いに寄与するであろう。

 

宮島大使は今回の文化勲章授与について、チャブショール外相について、およそ次のように語っている。『チャブショ-ル外相は日本について、深い知識を有しており、日本語も堪能である。彼は日本とトルコとの関係を、強化する上で重要な役割を、果たすと確信する。』

 

『トルコは日本と良好な関係にあり、トルコ人は外国人に対しても親切な国だが、今回の受賞で、日本との関係がますます深いものになろう。』なお、最高位の文化勲章を授与されたトルコ人は、メンデルス大統領と、ルスト・ゾルー首相兼外相だ。これは1958年のことのようだ。

 

チャャブショール外相は今年6月に、大阪で開催されたG20に、エルドアン大統領に同行し、会議に参加している。チャブショール外相の人柄は温和であり、トルコ人の間でも評判がいいことは、広く知られるところだ。

 

トルコと日本との関係については、昨年、三笠宮彰子親王殿下がトルコを訪問し、両国関係強化に貢献している。彼女の祖父がトルコの遺跡発掘で、努力されてきたことから財団を設立し、そのお披露目で訪問したものだ。

 

 なお、宮島大使は日本とトルコとの関係強化のために、政治や経済面だけではなく、スポーツ文化面でも関係促進の努力を払っていることを、付け加えておこう。宮島大使の活躍ぶりが、折々トルコのマスコミで、紹介されている。それは極めて両国関係の強化に、役立っているものと思われる。