『UAEの小型タンカー拿捕の危険』

2019年7月18日

 

 ペルシャ湾の一国、アラブ首長国連邦の小型タンカーが、イランによって拿捕される、ということが不安を広げている。小型のタンカーということは、イランの持つスピード・ボートででも、拿捕することが、可能なのではないか。

 

 イラン側はこうした事態について、タンカーや貨物船が故障した場合に、イラン政府はそれを保護し、イランの港に誘導して、修理保全するサービスを行っている、と説明している。

 

 こう説明されると、反論はし難いだろう。もちろん、このことに対する反論は、十分な証拠なしには、行いえないであろう。そこがイラン側の付け目であろうか。そうした理由で拿捕された、船舶の乗組員はゲストとして、拘束されるということでもある。

 

 日本船もペルシャ湾地域には、多数入っているものと思われ、こうした問題にかかわる可能性があろう。そうした事態を防ぐためには、アメリカが主張するように、日本もアラブ連合軍側に加担し、海上自衛隊の艦艇を送る、必要に迫られよう。

 

 現段階では日本政府は、自衛隊の派遣を考えていないようだが、アメリカはそれに対して、偽旗作戦を使ってくるかもしれない。それを防ぐには、イランとの外交チャンネルを強化する必要が、あるのではないか。

 

 何れにしろ、いまの時代は敵も味方も、警戒し疑って関わらなければならない、といううことであろうか。