『大言壮語の時代か・責任は関係ない』

2019年7月26日

 トランプ大統領はアフガン戦争を、10日で終わらせることが出来る、と語った。同時に彼はアフガン国民1000万人を殺したくないし、アフガニスタンを地上から、消したくもないと語った。何と人道的で、親切な大統領だろう、と言いたいが、現実はそうではない。

  つまり、彼はアフガニスタン戦争を終わらせるために、核兵器を使えば、10日で終えることが出来る、ということであろうか。その発言には何の責任もなければ、現実的でもない。彼は何時もの大口を、叩いただけであろう。

 リビアのハフタル将軍もしかりであり、彼は間もなくトリポリを陥落させることが出来る、と

言っている。しかし、現実にはトリポリ南部のガリヤーンで、セラジ政府軍とハフタル軍は膠着状態になっており、とても近い将来に、ハフタル軍側がトリポリを、陥落させるとは思えない。

 イギリスのジョン・ボルトン新首相も、EUからの離脱を強行すると言い、イギリスをかつてのような、大英帝国に戻すと言っている。彼の場合は祖父がオスマン敵国の、内相であったことから、トルコ人的な大ぼら吹きの血を、引いているのかもしれない。

 各国のトップが、言いたい放題喋り捲るのは結構だが、それは国民の生活に直接的に悪影響を与えることになる。彼らはその付けをどうやって、払うというのであろうか。

 その典型は韓国の文大統領であろうが、彼の言う、大韓帝国はすべてが可能であり、日本とは縁を切ってもいい、と豪語している。しかし、韓国の工業製品は日本の技術と部品、そして工作機械無しには、不可能なのだ。

 韓国は工業先進国入りした、と思っているのだろうが、実際には日本におんぶに抱っこで、自国は何も基礎部分を、研究開発してきていないのだ。それを親切な日本が、すべてカバーしてくれて来た、という現実に気が付くまで、この国はダメだろう。

 ばかばかしい話だが、日本の銀行群が、韓国の貿易で保証しなければ、たちまち止まってしまうということを、文大統領は認識しているのだろうか。韓国の失業率は、16パーセントを超え、高齢者の多くは路上生活を、強いられているということだ。

 一部財閥の暴利とは裏腹に、スタッフは一部を除く、多くが安給料で泣いているのだ。しかも、彼らの未来は何の保証もなく、路上で寒い冬を過ごさなければ、ならないのだ。こんな大統領や首相は、即時、追放するか裁判にかけたいものだ。