トルコの経済状況は、どんどん悪化しているようだ。中央銀行総裁の更迭以来、ヨーロッパ諸国からの、トルコに対する貸し付けや、投資は激減している。そればかり、トルコ国内の生産分野も激減しており、赤字傾向が拡大しているのだ。
例えば、自動車分野では13パーセントも、生産が減少しているのだ。自動車産業はトルコの主要産業の、一つであるだけに、この分野のへこみは、相当応えていると思われる。
そうした傾向は、雇用率にも影響しており、失業率は13パーセントに達している。毎月3・3パーセント程度の失業増のようであり、簡単な問題ではないということだ。そうした形で仕事を失った人たちは、小規模ビジネスを始めるわけだが、その小規模ビジネスも、うまくいっていないようだ。
トルコでは小規模ビジネスの企業、53420社が倒産しているということだ。これらの企業のなかには、会社とは呼べ無いような、例えば焼き栗の露天商なども、含まれている模様だ。
トルコの全体的な経済赤字の結果、トルコ政府は予算の赤字が増えており、70%も赤字が増えているということだ。