『イランにパーレビ王朝復活米が工作』

2019年7月11日

  信じられないような話だが、事実のようだ。アメリカはイギリスやサウジアラビアと協力して、イランにパーレビ王朝を、復活させたい意向のようだ。

 

 パーレビ皇帝の子息はアメリカの、確かカリフォルニアに居住しており、彼の周りはパーレビ王朝時代の政府高官の子息や、多数のイラン人亡命者が取り囲んでいる。

 

 アメリカにはこのパーレビのテレビ放送局があり、イランに向けたプロパガンダ番組が放送されている、と聞いている。

 

 そもそも、パーレビ皇帝が癌で死期が近づいたとき、アメリカは子息が幼すぎるために、彼を新国王に擁立するには、無理があるとして、革命側が権力を奪取することを、許したという説が流れている。

 

 その幼かった王子は、既に相当な年齢に達しており、王位を継ぐにふさわしい時期に、なっているということであろう。

 

 ではイギリスやサウジアラビアが、この計画に何故賛成するかというと、イギリスは王国であり、新にイランで王国が復活することに、賛成であろう。もちろん、日本政府も心の中では、同じことを考えているのであろう。そうでなければ、次々と王家がつぶれて行き、自国の王家も危うくなるからだ。

 

 サウジアラビアも同様に、隣に王国が復活すれば、自国の王家がより安定することになることと、イランとの新たな平和的で、友好的な関係が構築出来る、と考えていよう。

 

 嘘のような話だが、案外関係諸国は真剣なのであろう。アメリカはイランのイスラム革命体制を打倒し、そこにパーレビ王朝を樹立することで、イランの石油とガスを牛耳ることが出来よう。

 

 国際政治は正義では動いておらず、利益で動いているということであろう。その典型がイランの体制変革であろう。