『アメリカの大失敗、イランスパイ作業と戦争恫喝』

2019年6月22日

 

アメリカは何処かが狂い始めているようだ。その際たる原因は、同国の経済状態ではないのか。それがアメリカの全てを狂わせている、と思えてならない。恫喝でアメリカ製の武器を強引に売りつけ、サウジアラビアやアラブ首長国連邦日本などから金を巻き上げている。

 しかし、その武器は欠陥品が、多いのではないのか。日本では最新鋭のF35が墜落したが、優しい日本はF35に、問題はなかったとしたようだ。これからは日本の武器産業会社が、必死で問題点を探し、その修繕に取り掛かるのだろう。そうしなければ、優秀なパイロットが、次次と墜落死することになろう。

 そもそも、ステルス機能を持つF35は『ステルス機能を持つ優れた戦闘機」という触れ込みだったが、F15と模擬訓練したところ、全く勝てなかった、という報告が出ている。これでF35の優秀性は、信用出来無いということだろう。加えて、イージ・アショアにも欠陥があると言われているが、日本はそれでも莫大な金を払って、買うのだろう。

 今回のアメリカとイランとの軍事緊張は、アメリカが飛ばしたドローン機が、撃ち落とされたことで始まった。トランプはいつもの通り、激怒して見せ、『イランはとんでもない馬鹿なことをした。』と言い出し、イランへの攻撃を叫んだが、攻撃予定の10分前に取り下げている。その理由は、『アメリカが攻撃すれば150人のイラン人が死ぬからだ・』ということだ。

 そうではない、そんなことをしたらアメリカ側に、甚大な被害が出ることを、トランプは知っていたのであろう。日に日に性能を高めているイラン製の迎撃ミサイルで、次々とアメリカのミサイルや戦闘機が撃ち落され、戦闘艦も大破する事態が起こる懸念が、あるからではないのか。

 そもそもスパイ・ドローンはステルス機能を持っており、本来であれば撃墜されることは、無かったはずだ。しかも、それはアメリカから見れば、イランという武器生産の、発展途上国製ミサイルなのだ。しかし、アメリカのステルス機能のあるドローンは、簡単に撃ち落された。

アメリカにとって一番痛かったのは、今回の撃墜事件でアメリカ製武器への、世界での信頼度が大幅に低下した、ということであろう。それでは思うように売れなくなる。しかも今回撃墜されたドローンは、大型であり最新技術がいっぱい詰め込まれたものだった、というのだから、泣くに泣けないのではないか。

トランプ大統領が戦争を思い留まったのは、イラン人を殺したくないからというのは嘘であり、あくまでも彼の選挙対策であったろう。もし、イランと戦争を始め、アメリカの艦船や戦闘機ミサイルが、イラン側によって破壊され、アメリカ兵に戦死者が出たら、トランプ大統領の選挙での、勝利はありえまい。

 今回の危機はトランプ大統領と、アメリカの弱点をさらけ出す結果と、なったのではないか。もう世界はアメリカを、恐れなくなったろう。トランプの恫喝外交は、張子の虎でしかないことが、明らかになったからだ。残されたアメリカの武器は、経済戦争、通貨戦争だけのようだ。それもいつかは、通用しなくなろう。