『バイキングの神がトルコに福をもたらすか』

2019年6月 2日

 トルコ中部のキルシェヒール県で、木曜日にバイキングの像が見つかった。これは現地の盗掘犯たちが持っていたもので、歴史遺物の密輸取締りをしている警官が、取り押さえたものだ。

 

 この像は1200年前のものだということだ。30センチメートルのこの像は、高価な特殊合金で出来ており、30センチメートルの像だ。この像はバイキングの神であり、知恵と癒しと.死と生、そして戦争を司る神なのだそうだ.像の写真を見ると、金色をしており、金と銅の合金かもしれない。もちろん写真を見ただけでは、どのようなものか、確かなことは分からない。

 

  ビザンチン時代には、十字軍がムスリム側と戦う、いわゆる十字軍戦争が繰り広げられたが、その十字軍にはバイキングの兵士も、参加していたということだ。比較的新しい歴史では、ビザンチンのアレキシウス皇帝が、セルジュク・トルコ軍と戦っている。

 

 十字軍やバイキングは一時期、コンスタンチノープル現在のイスタンブールに集結するに至っている。彼らはそこからアナトリア平原を通り、キリスト教徒によるエルサレム奪還に、向かって進軍していった、ということだ。

 

 もちろん、ある時はセルジュク軍に敗れてもいる。アナトリアには3000を超える歴史的な街があり、42の文明が興亡したという場所だ。それだけに、今後この地域は観光地として、脚光を浴びていくことであろう。特にヨーロッパ人観光客を、魅了することであろう。

 

トルコにとっては、観光収入は一大収入源であり、このバイキング像の発見は、大きな希望が持てる、話題となっていくであろう。