昨夜面白い夢を見た。何時ものことながら眠る前に、最後のニュースを思い起こしているが、昨夜のメインはリビアの状況だった。昨日書いたリビアの勢力と、アメリカ・トルコなどのことで、どうも納得のいかない部分が、あったからだ。
そのポイントは、アメリカがハフタル将軍ではなく、セラジ首相の側を支援している、という部分だった。それはおかしい、ハフタル将軍はアメリカの子飼いであり、そう簡単に20年も無駄飯を食わせた相手を、アメリカが簡単に手放すとは思えない。
夢ではこの矛盾を訂正してくれた。アメリカがハフタル将軍に連絡し、トリポリ攻略を命じた。『そろそろリビア全土を掌握しろ。』ということだった。それでハフタル将軍は西に向かい、トリポリ攻略作戦を始めた。
迎え撃つのはセラジ首相側の、ミスラタ・ミリシアと幾つかのミリシア、ムスリム同胞団、そして西部の軍隊だった。しかし、これでは足りないということで、またアメリカ側はトルコに命令し、トルコが抱えている IS(ISIL)を、リビアに送るということだったのではないか。トルコは種々考慮し、IS(ISIL)をトルコからだけではなく、マルタからも送ることにした。
そして戦闘が始まって間も無く、チュニジア政府がリビアから逃れれてくる、外国人を排除した、というニュースが伝わってきた。彼らは車とボートで、リビアからチュニジアに入ってきたというのだ。明示してはいなかったが、彼らはたぶんIS(ISIL)の戦闘員であったろう。
IS (ISIL)の戦闘員はセラジ首相の要請で,IS(ISIL)の旗を掲げないことに、させられたのではないか。それで一部の外国人戦闘員は嫌になり、戦列から外れチュニジアに渡り、そこからヨーロッパに向かった。
残ったIS(ISIL)の戦闘員とムスリム同胞団員、そしてリビア西部の幾つかのミリシア、西部リビア軍がミスラタのミリシアを交えて、ハフタル軍と戦っている、ということではないのか。
やがてトルコが送り込んだ、IS(ISIL)がセラジ首相の西リビア側に付いて、戦っていることが、欧米諸国に知られることになろう。アメリカはこれを軽く笑い飛ばし、ヨーロッパは怒り心頭に、なるのではないか。
結果は、セラジ首相の欧米での評価が下がり、彼を支持する者は無くなろう、生みの親の国連も、彼を捨てるのではないか。そのすべての筋書きは、アメリカが書きトルコが支援した、ということだ。
これはあくまでも昨夜の私の夢ですが!!!