『アメリカ軍シリアで削減されず逆に増えている』

2019年3月31日

 トランプ大統領は昨年末の段階で、シリアのIS(ISIL)を打倒し、アメリカ軍をシリアから撤退させる、と豪語していた。それから既に3ヶ月以上が過ぎているが、どうもトランプ大統領の発言は、嘘に終りそうな雲行きになってきている。

 アメリカがトランプ発言後に行ったのは、シリアにある軍の物資の搬出であり、それはイラクのアメリカ軍基地に、運ばれただけだった。つまりアメリカ軍の物資はシリアから、イラクに場所を変えただけだったのだ。

 アメリカ兵はというと、400人残すとか1000人残こす,とかといった話は聞こえてきたが、どうもそうではなく、逆に増えているような感じになっている。毎6ヶ月ごとに400人ずつ減らすとか、2000人の兵員の轍退を終えるという話は、何処へ行ってしまったのであろうか。

 アメリカ軍の反対があり、トランプ大統領は安全地帯やタヌフに、軍を駐留させ続ける方針に、変更したようだ、安全地帯駐留は、クルドのSDFを、トルコ軍から守るためであろうし、タヌフはイスラエルを守るためであろうか。

 アメリカ軍の幹部は400人の兵員を、シリアに残すと言っているそうだ。アメリカ軍の幹部はどれだけ兵員を削減するか。何時までに撤退させるかについて、議論していないと語っている。

 アメリカ軍が武器などをシリアから搬出している段階では、3000人に兵員が増え、それが今では、2000人になっているということだから、数字のごまかしのようなものではないの

か。

 その事に加え、かつてのブラック・ウオーターのような、傭兵が増えていくということであろう。いまではブラック・ウオーターは、アカデミと呼ばれているそうだ。アメリカはちょくちょく名前を変えることにより、以前にその組織が行った、悪い評判をごまかす、ということであろう。