『ロンドンのモスクでニュージーランド同様の犯罪』

2019年3月18日

 

東ロンドンのモスクエリアに3人組の若い男たちが侵入し、モスクの外にいたムスリム青年に攻撃を加えた。彼らはイスラムホビア(イスラム教嫌悪)の叫びをし、『ムスリムはテロリストだ。』とも叫んだということだ。

 それ以前にも2017年の6月には、フィンスベリー・パークでモスク襲撃事件が、起こっている。

 これはどう考えても、このロンドンで起こった事件は、ニュージーランドのモスク襲撃事件に、影響を受けた犯罪であろう、と思われる。今後こうした事件はヨーロッパ中で、繰り返されるのではないか、と思われる。

 なかでもナチ思想が拡大を見せている、ドイツでは同様の事件が起こるm可能性が高かろう。ニュージーランドの犯行人はトルコに何度も出入りし、トルコでのテロも計画していたようだが、ドイツには多数のトルコ人が移住しており、ドイツ人との緊張が生まれている。

 過去にもドイツでは、トルコ人居住地域で放火事件や、暴力事件が繰り返し、起こっていた。ドイツではあトルコ人全体、そしてトルコ人ムスリムに対する嫌悪感情が、相当拡大しているようだ。

 フランスではイエロー・ベスト・デモが続いているが、ここでもフランス右翼の青年たちによる、ムスリム襲撃事件が起こる可能性が、高いのではないか。イエロー・ベス・トデモでは、高級店の襲撃破壊、そして強奪も起こっているのだ。

 今後、ヨーロッパでは各国で似通った事件が、起こる可能性があり、それは、アメリカでも同じではないのか。イスラム教徒キリスト教の対立という口実が、暴力に正当性を与え、拡大していくということか。

 問題はイスラム教国のトップたちが、ニュージーランド事件を非難し、イスラムホビアだと叫んでいることだ。その結果は、彼らによって宗教間対立の火に、油を注いでいるようなことではないのか。

 いまのところ、日本では宗教対立による、暴力事件は起こていない。それは幸いなことであろう。しかし、韓国との民族的嫌悪感情は、次第に拡大しているのではないか。これも十分用心が必要であろう。