『トルコに嬉しいニュース二つ』

2019年3月14日

:トルコがアルタイ戦車をカタールに輸出

 いろいろな問題を抱える国は世界で多いが、そんな国でもたまにはいいニュースがある。今回のトルコのニュースは、まさにトルコ国民が喜ぶべき、ニュースであろう。

 トルコの生産するアルタイ戦車が、カタールに100台輸出されることになった。この契約は以前に交わされたものだが、やっと納品が近く可能になった、ということだ。最初の納品は、40台だということだ。

 このアルタイ戦車は、トルコの純国産であり、まさに国を挙げて誇るべきものであろう。それが100台も売れるというのだから、トルコ国民にとっては、喜びはひとしおであろう。戦車にはトルコの国産の、120ミリの砲が搭載され、それ以外にも、55ミリのカリバー・ガンが装備される。

 しかも、このアルタイ戦車に搭載される、エンジンはこれもトルコの純国産であり、1500hpのデイーゼル・エンジンだ。もちろん、アルタイ戦車はトルコ陸軍にも納入される。それは18か月以内であり、250台だということだ。

 以前に何度か報告したが、トルコは武器生産と輸出に、力を入れているということだ。

 

:ヨーロッパとアジアをつなぐ鉄道完成

 ヨーロッパ大陸とアジア大陸をつなぐ、鉄道が完成した。これはイスタンブールに近いヨーロッパ・サイドと、ウシュクダルのアジア・サイドをつなぐ鉄道だ。

ゲブゼとハルクをつなぐ新レールが出来たのだ。工事は6年間の長きにも及んだということだ。

 完成の式典は312日に、イスタンブールで行われ、この式典にはエルドアン大統領も参加した。エルドアン大統領は最初の電車の、運転席に着きご満悦だったということだ。この式典には他のAKP議員も、参加している。まさに国を挙げてのお祝い、であったのであろう。

 ゲブゼとハルクの間は1時間55分でつなぐが、以前は1時間65分を要していた。つまり、10分短縮できたということだ。

 この列車は1日に75000人の旅客を運ぶことができる。そのことは、一日の輸送乗客の合計は170万人にも及ぶということだ。なお、この鉄道の完成には14億ユーロの資金が、投入されたということだ。