『イランはトランプ老人性幼児症と非難』

2019年3月10日

 イラン政府は余程、トランプ大統領に怒りを、感じているのであろうか。イランのプレス・テレビ・サイトは、アメリカの政治活動家であり、政治評論家のマイルズ・ホエイン氏の指摘を引きながら、散々トランプ大統領を非難している。

 トランプ大統領は北朝鮮の金首領と、ハノイで会談を行ったが、その結果は肝心な部分が、全く明らかにされていない。トランプ大統領は金首領側に問題があり、話にならないので、会談を中断したと言っているが、北朝鮮側はぎりぎりまで、交渉の継続努力をした、というのが本当のようだ。

 しかし、幼児性〈老人性幼児症〉に満ちたトランプ大統領は、自分の過ちを全く認めようとせず、嘘でごまかしている。そして、上手く行っているときは別だが、失敗すると全く責任を、取ろうとしないのだ。ポルノ女優とのスキャンダルなどは、全面的に否定したことは、述べるまでもない。

 このマイルズ・ホエイン氏は『トランプはツタンカーメン王のようだ。』と語り、『ツタンカーメンは若くして王になったが、間も無く死亡している。」と指摘している。つまり、トランプ大統領は子供のようなメンタリテーで、ものを考え、行動しているというのだ。

 しかし、そのトランプ大統領は、恐ろしいことに核のボタンを、押せる立場にいるのだ。

 そうしたことで、いま世界のリーダーたちは、トランプ大統領との距離を開き、近づかなくなりつつある。アメリカ国民のほとんどは、彼が精神的に壊れたということを、認識している。いま重要なことは我々が彼によって起こされるダメージを最小限に止める努力だ。

 このプレス・テレビの記事をどう読み解釈するかは、それぞれの自由だが、そこには相当の真実が、含まれているのではないのか。

 トランプ大統領は盟友のNATO諸国に対し、大幅な軍事費負担を、要求し始めている。トランプ大統領は現地駐留実費プラス50パーセント、を出せというのだ。それはEUをアメリカからロシアにシフトさせる、危険性があるというのに。