3月18日の朝に、オランダのユトレヒトで起こった、電車襲撃事件は3人が死亡し、9人が負傷した。この9人のうちの3人は重傷だ、と報告されている。電車の座席に座っているところを撃たれ、抵抗のしようも無かったのであろう。
犯人はギョクマン・タニスという人物で37歳、彼はトルコ国籍のようだ。国籍は不確かだが、彼はトルコで生まれているということだ。
このユトレヒトで起こった事件が、単独でなされたものか、複数犯だったのかは、未だに不明だ。オランダ警察は最高度の警戒態勢を引き、ユトレヒトを固めている模様だ。もちろんモスクも警備対象となっている、
このギョクマン・タニスなる人物は、IS(ISIL)のメンバーだ、という情報が流れている。トルコ人のビジネスマンで、オランダに住んでいる人物が、語ったところによれば、ギョクマン・タニスは数年前に、IS(ISIL) との関連で逮捕され、後に釈放されているということだ。
当然のことながら、オランダのマーク・ルッテ首相は、情況を非常に心配している、とコメントしている。
この事件はあるいは、ニュージーランドで起こった事件に、刺激されて起こった、イスラム教徒による白人に対する、報復だったのではないか、と見る向きも多いようだ。そうしたこともあってか、トルコのエルドアン大統領は『扇動する発言は止めるべきだ。』と警告している。