『中東短信』

2019年2月22日

SDFIS(ISIL)戦闘員150人イラクへ送り出す

 シリアのクルド戦闘組織SDFが,150人のIS(ISIL)戦闘員を、イラクに送り出した。述べるまでもなく、SDFはアメリカの庇護下にある組織だ。送られた先は、イラクのシリア国境に近いアルカイムで、IS(ISIL)にとっては安全な場所、ということになる。

アルカイムの市長マハラーウイ氏が言うことによれば、10台のトラックでIS(ISIL)の戦闘員が、移動してきたということだ。意外なことに、イラクのアブドルマハデイ首相は、全てのイラクIS(ISIL)を、家族ともども受け入れる、と言っている。

 

:イギリスがシリアにホワイト・ヘルメット100人送り込む

 イギリス政府は100人のホワイト・ヘルメットのメンバーを、新たにシリアに送込り込むことを、決定した。このホワイト・ヘルメットは、あたかも人道支援を行う組織のように、報じられているが、実はアメリカやイギリスが作った、傭兵の別働隊のような組織なのだ。

 彼らはガス兵器を持ち込んで使用し、それをシリア軍による攻撃だと宣伝したり、ガス兵器が使われていないのに、使われたと宣伝し、その犠牲者(?)の子供たちを救援する動画を、公表してきているのだ

 今回、イギリス政府が新たに100人のホワイト・ヘルメットを、シリアに派遣するということは、近くガス兵器を使用して、市民を攻撃するか、あるいは嘘のガス兵器攻撃ビデオを、作るためであろう。

 ホワイト・ヘルメットはシリアで、危険な状態に追い込まれると、ゴラン高原からイスラエル側に逃れ、次いでヨルダンに逃れている。このイスラエルによるホワイト・ヘルメット支援は、、トランプ大統領の要請によるものだ、とイスラエルは明かしている。

 シリアのアサド大統領はホワイト・ヘルメットは、アルカーイダの支部ヌスラと関係があり、アメリカやイギリスの宣伝工作を、やっているのだと語っている。いわゆる偽旗作戦は、このホワイト・ヘルメットによって行なわれ、あたかもシリア軍の犯行のように、宣伝されているのだ。

 

:トランプ自国民のISメンバー帰国を認めず

トランプ大統領は220日、IS(ISIL)メンバーのアメリカ生まれの女性の帰国を認めない、と語った。これまでトランプ大統領は、自国出身の

IS(ISIL)のメンバーを、各国は受け入れるべきだ、と強調しているが、それとは真逆な発言だ。

アメリカのポンペオ国務長官の発言によれば、彼女はアメリカ国民ではない、ということだ。彼女はアメリカン・パスポートを所持していないというのだ。

しかし、このホダ・ムサナ女史はアメリカのパスポートを所有し、シリアに入国したはずだというのだ。問題はホダ・ムサナ女史の父は、イエメンの外交官であり、彼女はアメリカで生まれたのだが、外国の外交官の子供は、アメリカで生まれても、国籍が与えられないことになっている、というのだ。

だが多くのアメリカ国民は、彼女はアメリカン・パスポートを所有しており、アメリカ国民であると判断している。