『パレスチナがイスラエルは宗教戦争画策と非難』

2018年11月20日

 パレスチナ自治政府のスポークスマンは、イスラエルが宗教戦争を仕掛けている、と非難した。その非難は、イスラエル政府がエルサレムのアクサ・モスクへの訪問を、奨励していることを、根拠にしている。

 このアクサ・モスクへのイスラエル人の訪問は、主に原理主義過激派のグループを、差し向けていることを指している。ユダヤ教にも原理主義者がおり、彼らの大半はアメリカから移住してきた、問題を生むことを目的とした輩だ。

 彼らはイスラム教徒にとって、預言者ムハンマドと繋がる、重要な意味を持つアクサ・モスクを汚すことで、快感を感じているのだ。このアメリカからの移住ユダヤ人たちは、長い間イスラエルで生活してきている、ユダヤ・イスラエル人にとっても、迷惑な存在だ。

 大半のユダヤ人はパレスチナ人との、トラブルを少なくし、安全な生活を手にしたい、と思っているからだ。しかし、アメリカから移住してきた連中は、パレスチナとの間に問題を、起こすことを目的としているのだ。

 イスラエル政府とすれば、迷惑な話なのだが、在米ユダヤ教徒の支援は、莫大なものであるために、こうした過激派のユダヤ人を、追放することは出来ないでいるのだ。

 このアクサ・モスクの立地場所は、ユダヤのソロモン神殿の、外壁の真上にあるために、ソロモンの神殿を再建するには、アクサ・モスクを壊す必要があるようだ。

 アメリカにはソロモンの神殿再建組織があり、確か、ソロモン神殿再建委員会の、初代の会長はネタニヤフ首相の、父親だったはずだ。そのため、ネタニヤフ首相もソロモン神殿の再建に、強い願望を抱いている、と言われている。

 そのことに加え、今年はユダヤ教が言う、500年に一度の再建の許される年、何としてでも強行したい輩は、ごまんといるということだ。そのために、赤い牛が生まれたとか、死海に魚が泳いでいるだとか、というニュースがまことしやかに、伝えられてもいるのだ。

 宗教は人を救うが、同時に不遜な輩が宗教を使うと、とんでもない危険なことに、繋がるようだ。そこで大事なことは、冷戦な判断力であろう。