『キルクークでIS幹部逮捕』

2018年11月10日

 イラク軍は国内のテロ掃討作戦を進めている。最近では、キルクークでの作戦を実施し、IS(ISIL)の幹部と25人のメンバーを拘束した。また、IS(ISIL)幹部の妻子も、逮捕しているようだ。

 IS(ISIL)はイラクの主要な石油産出地である、キルクークでの地歩を固めようとしていたようだ。IS(ISIL)にしてみればキルクークを支配することが軍資金を得る唯一の手段だからであろう。

 IS(ISIL)は大量の爆弾を所持し、それを各地に配布していたということだ。しかし、今回のイラク軍によるIS(ISIL)掃討作戦で、IS(ISIL)のキルクーク支配作戦は、失敗に終わったということであろう。

 イラク軍は一連のテロ掃討作戦の結果、今ではイラクのキルクーク地域90パーセントが、治安を回復しているというとだ。また、それ以外のイラクの地域も、大分イラク軍の作戦が効を奏して、落ち着いてきていると言われている。

 近くイラクから石油代大臣に近い人物が、日本を訪問するが、多分に石油部門への日本政府への借款要請と、日本企業への石油開発部門への進出を、要請するものと思われる。

 イラクの国内情況が安定化して、復興が進むことを祈る。