『2カラットのダイヤを飲み込んだアイルランド人』

2018年10月 5日

 トルコのマルマリスというリゾート地で、アイルランド人観光客が、宝石店に入り物色していた。彼は気に入ったダイヤモンドの指輪を手に持って、何食わぬ顔で店を出ようとしたところ、店主に気づかれ、警察が呼ばれることとなった。

 店を出ようとした段階で,店主に気づかれた男は、指輪を飲み込み、何もしていないとうそぶいたが、警察がマルマリス公立病院に連行、そこでレントゲン写真を撮られ、ダイヤの指輪がアイルランド人の、胃袋の中にあることが確認された。それ以前にも犯行の様子が、宝石店の監視カメラで、記録されていた。

指輪は2・5カラッのダイヤがはめられたものであり、値段は4万ドルだということだから、大変な金額であろう。田舎の宝石店にしてみれば、何としても取り返したかった、ということであろう。犯人は54歳の男で、犯行は10月4日に起こっている。

 このダイヤモンドの指輪が、アイルランド人の胃袋から、回収されるまでには、11時間を要したということだが、彼はその間、何も言わなかったようで、宝石店の店主は彼の我慢強さに、感心しているようだ。

 アイルランド人の男は、誰にこのダイヤモンドの指輪を、送ろうと考えたのであろうか。もし、妻なら罪は一等減じられよう。しかし、もし他の女性であれば、これは家庭争議の元となろう。また、換金目的であったとすれば、これもいただけない話であろう。

 外国の観光地の宝石店に行くと、確かに欲しくなるものが沢山あるが、一般の人たちには高額のものは、なかなか手が出ないのが普通だ。要するに盗みをしてはいけない、ということであろう。