『シリアの子供化学兵器作戦に狩り出される』

2018年8月31日

 シリアのジスル・シュグールという街で、20人以上の子供たちがさらわれた。この子供たちをさらったのは、ホワイト・ヘルメットと呼ばれる、慈善組織ということだ。実はホワイト・ヘルメットは、アメリカの指揮下にある傭兵部隊であり、人道支援組織ではないのだ。

 彼らはいま、トルコとの国境地域である、ハサニーヤ国境に陣取り、化学兵器を入手しているようだ。そして、このホワイト・ヘルメットは、アルカーイダの下部組織であるヌスラの変名組織ジュブハト・ファタハ・アッシャームと、連携しているのだ。

 ホワイト・ヘルメットは現在、ハサニーヤ近くの250人が集結しており、彼ら以外には、外人テロリストも数十人が、参加している模様だ。今回の化学兵器による攻撃目標は、キリスト教徒の街ハッロウズが選ばれている、と伝えられている。

 シリアでは2014年にも、シリア軍が化学兵器を使用した、ということにされ、アメリカ、フランス、イギリスの攻撃を受けているが、それ以前の段階で、シリアは全ての化学兵器を廃棄した、ということを国際機関や、アメリカによって認められていた。

 アメリカの傭兵であるホワイト・ヘルメットなどは、その、偽の化学兵器使用を映像化するために、子供が集められ、あたかも化学兵器の攻撃を、受けたように演出され、世界に報道された。

 しかし、それが全くのデタラメであり、子供たちは化学兵器の害を、受けていないことが後に語られている。今回の作戦では、実際に子供たちは殺されるのであろうか、あるいはあくまでも、フェイク作戦で終わるのであろうか。

 大人の利益をめぐる戦いで、子供たちが犠牲になることだけは避けたい。我々には何も出来ないが、この事実を多くの人に知らせることが、唯一出来る抵抗であろうか。