『ISがシナイのアリーシュ攻撃』

2018年8月27日

 IS(ISIL)のミリシア・グループが、シナイ半島北部にある、エルアリーシュのチェック・ポイントを攻撃した。この攻撃にIS(ISIL)側から何人が参加したのかIS(ISIL)側もエジプト軍側も明らかにしていない。

 しかし、エジプト軍による戦闘後の発表では、IS(ISIL)のミリシア4人が死亡し、それ以外は逃亡したということのようだ。従って、戦闘に参加したIS側のミリシアは、10人はいたものと推測される。

 IS(ISIL)側は15人のエジプト兵を殺害したか、負傷させたと発表している。エジプト軍側の死傷者について、エジプトの国営通信社であるMENA(中東通信)は、詳細を明らかにしていないが、民間のマスリ・アルヨウム紙は、5人の警官が殺害された、と報じている。

 エジプト軍は地元の警察の支援を受けて、今年2月以来IS(ISIL)の掃討作戦を、繰り返してきているが、これはシーシ大統領の強い意向に沿ったものだ。この連続の作戦で数百人のIS(ISIL)ミリシアが、殺害され逮捕されたということだ。