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8月1日のインターネット版各紙は、IS(ISIL)に関する情報を提供している。最初に目にしたのはアルハヤート紙に載った、IS(ISIL)の捕虜が拷問を受けているという話だった。
イラク軍はこれまでに2万人のIS(ISIL)関係者を逮捕しており、30の案件が裁判待ちの状況にある。イラク軍側は拷問は証拠を引き出すためのものであり、単なる拷問ではないと主張している。
これまでIS(ISIL)側は斬首など、あらゆる種類の拷問と殺害を、繰り返してきていたが、ここに来て怖気づいたのであろうか。アメリカもこれまで、戦場での拷問は日常茶飯のように、行なってきたわけであり、グアンタナモ刑務所でも行われていた。
戦争という異常事態の下では、拷問は非難すべきであると同時に、無くすことのできない非人道的行為、ということであろうか。
いまイラク軍はIS(ISIL)掃討作戦を、各地で行っているが、デヤリに対する攻撃は激しいもののようだ。これについてはアメリカ軍側も、協力するといっている。つまり、アメリカもIS(ISIL)をイラクから、追放することを、考えているということであろう。
同じ様に、トルコ軍が北イラクを空爆しているが、これはその攻撃対象はクルドのPKKであろう。しかし、そこにもIS(ISIL)が、潜り込んでいるものと思われる。IS(ISIL)はある時はホワイト・ヘルメットに加わり、シリアからイスラエル、そしてヨルダンへの逃亡を、図っているからだ。
イラク軍とデヤリで衝突したが、IS(ISIL)は特攻作戦を、主に戦っていたようだ。これは自殺行為であり、最終戦闘を意識しているのであろう。
イラク軍はシリアの国境地帯でも、IS(ISIL)の掃討作戦を敢行している。この場合は、イラク軍はシリア国境内30キロまで、侵入してのものだったようだ。この作戦でイラク軍はIS(ISIL)の所有していた、砲弾をトンネルの中から、23発押収している。
同時にイラク軍はIS(ISIL)のから、相当量の情報資料も、押収したと語っている。また34人のIS(ISIL)の戦闘員も、逮捕されているということだ。