『中東女性の活躍二つ三つ』

2018年7月16日

 

 中東諸国では次第に女性の力が、増してきているのであろうか。最近になって女性が社会的に、目立つニュースが伝わってきている。一つはサウジアラビアで、女性の運転が許可されたことであろう。サウジアラビアでは男性とのサッカー観戦も、認められたとうことだ。

 

:トルコ活動家女性イスラエルで逮捕

 もう一つはトルコの女性活動家が、パレスチナのガザ地区に入り、支援活動をしていたが、イスラエルによって逮捕留置されていた。結果的に彼女は釈放され、イスタンブールに戻った。

彼女は自身の体験を、これからトルコ国内で話すことになり、新たなパレスチナ支援運動を、起こしていくのではないか。以前に、ガザ支援で送られたフロテッラという名の支援船が、イスラエル軍によって攻撃を受け、10人以上の犠牲者を出すという、事件が起こった。

今回もこのフロテッラ第2号とでも言うべき、支援船のガザへの渡航が計画されていたが、既に無理な状況が生まれてきている。イスラエル側は公海上で、この船のガザ寄港を、阻止する構えなのだ。

そうしたことを考えると、トルコ女性のガザでの支援活動時に逮捕された事と、イスラエルでの拘留されていた時の体験は、大きな話題を呼ぶことになろう。

 

サウジ女性男性歌手にハグ

これは活躍と言う意味では無いが、著名なイラク人マジド・ムハンデスイという、男性歌手のコンサートで起こった。フアンのサウジアラビアの女性が、サウジアラビアのタイフ市で開かれたコンサートで、舞台に駆け上り、歌手に抱きついたということが、大々的に報じられた。

アラブ湾岸国で起こったこのハプニングは、地域が保守的なところであるだけに、大スキャンダルと見なされることとなった。もちろん、彼女は会場にいた警備員によって、即時その場で捕まっている。

女性はその後に逮捕され2年間の刑務所送りとなり、加えて、罰金27000ドルを、支払わなければならなくなった。彼女にしてみれば本望であろうが、これからの彼女が、どのような人生を送るのかは想像するに難い。最悪の場合、名誉の殺人という形で、家族によって殺されてしまうかもしれないからだ。

 

:トルコで戦闘機乗り女性誕生

トルコからは女性の戦闘機のパイロットが、誕生したとうニュ-スが伝えられている。他の中東の国からも似たようなニュースが届いているが、女性の社会進出は、自然の成り行きなのかも知れない。