『ベルギーがサウジアラビアに武器輸出禁止』

2018年7月 2日

『ベルギーがサウジアラビアに武器輸出禁止』

 ベルギー政府はサウジアラビアに対する武器輸出を、禁止することを決めた。述べるまでも無く、サウジアラビアがイエメンに対して、非人道的な軍事攻撃を継続しているためであろう。

 他の地域の戦争同様に、多くの死傷者がイエメンでも出ているのだ。ベルギー以外にも、確か他のヨーロッパの国が、サウジアラビアや他のアラブ湾岸諸国への、武器の輸出を禁止することを、発表していたと記憶する。

 戦争は武器の供給が続く限り、長期化し被害を大きくしているわけであり、武器生産国がその輸出を禁止すれば、大幅に死傷者の数は減るはずだ。残念なことに、アメリカやロシアなどの大国と、ヨーロッパの先進国、例えばフランス、イギリス、ドイツ等が、世界の紛争地帯に、大量の武器を輸出しているのだ。

 これらの国々が語る人道とは何なのかを、考えさせられる。何事にもある程度の正当性があり、それを前面に出して武器の輸出を、正当化しているのだ。そればかりか、武器の輸出国はマッチ・ポンプさながらに、戦争の火種をばら撒き、その結果戦争が始まり、武器を大量に売りつけているのだ。

 サウジアラビアとイエメンの場合は、主にその役割を演じたのはアメリカであろうし、そのチャンスを見逃さずに、武器を輸出しているのがヨーロッパ諸国、ということになろう。イランとサウジアラビアの軍事緊張も然りだ。

 幸いにして、日本は本格的な武器輸出は行っていないが、それであれば、日本はもっと強く世界の武器輸出諸国に対して、武器の輸出は止めろ、と呼びかけるべきであろう。それが少しでも効果を生み出せば、それだけ世界は平和になるのだから。