『ISイラク北部で追い込まれ惨敗』

2018年7月30日

 

 イラク北部のデヤーリ、サマッラ―などで,IS(ISIL)のミリシアが大分不利な状況に、追い込まれているようだ。これはアメリカ軍の支援を受ける、イラク軍との戦闘の状況だ。

 イラク軍は主に空爆作戦を実施しており、デヤーリの北東部で作戦を実施している。この結果、15人のIS(ISIL)戦闘員が戦死した、と報告されている。IS(ISIL)側はデヤーリに近い村を、襲撃しようとしていた模様だ。

 この村の名前はアリヤワで、IS(ISIL)側のミリシアは全員が、戦死したということのようだ。それだけイラクの治安軍の攻撃が、激しかったのであろう。

 この一連のイラク軍による攻撃で、敗北したIS(ISIL)側は、サラーハデーン近郊の基地に、大量の武器を放置していった模様だ。イラク軍の発表によれば、そのIS(ISIL)の基地からは、ハウン325発、ロケット150発、カチューシャ21発、固定型ハウン20発、移動型ハウン3発が捕獲されている。

 数日前には、IS(ISIL)側が再度ゲリラ型の攻撃を、イラク軍に仕掛ける、というニュースが流れたが、今回の攻撃はその一部なのかもしれない。しかも、その攻撃パターンが特攻型であることから、IS(ISIL)はだいぶ窮地に追い込まれている、ということであろうか。

 これとは別にシリアのラッカからは、ビルの地下に大量の逆殺された死体が、発見されたというニュースがあった。この犠牲者は一般市民と、IS(ISIL)の逃亡を試みたミリシアかもしれない。