IS(ISIL)がダラア県の一部の街を、奪還したという情報が出ている。その場所はヒート市で、ヨルダン国境やゴラン高原に、近い場所だということのようだ。今回のIS(ISIL)側の主役はハーリド・ビン・ワリード軍団で、IS(ISIL)に直結するミリシア・グループだ。
このヒートの戦いでは、ロシア軍やシリア軍が空爆したのだが、ハーリド・ビン・ワリード軍団を掃討するには、至らなかった。つまり、ハーリド・ビン・ワリード軍団はかろうじて、ヒート市に残留できた、ということかもしれない。
このヒートでの戦いでは、16人のレベルが死亡し、ミリタントも12人死亡している。
シリア政府は現在国土の80パーセントを、支配しているが、IS(ISIL)側も何とかシリアに、へばり付いているということであろう。IS(ISIL)の状況はこうしたことから判断して、最終段階を迎えている、ということであろう。