『ハフタル将軍は毒を盛られたのか・あるいはデマか』

2018年4月16日

 

 リビア東部のナンバー・ワンと目されている、ハフタル将軍の健康が危険な状態にある、という情報が飛んだ。その後、リビア東部軍本部はこの情報を否定し、ハフタル将軍は軍本部を訪問し、幹部と会っているとも伝えている。

 真相はどうなのかということが、いま噂されているが、どうも彼が急病で倒れたことは事実であり、彼はヨルダンの病院にかつぎこまれた後、治療が出来ないということで、あったのであろう。フランスの病院に移送され、治療を受けているようだ。

 さすがにこの段階になると、リビア東部の軍がどう言おうとも、ハフタル将軍の病気は事実という認識が、大勢を占めている。

 さてそこで、ハフタル将軍がかかっているのは、脳卒中のようなものらしいのだが、それが極度の緊張状態に、長い間置かれていることから発生したのか、あるいは外部からの何かによって、起こったのかということだ。

 いまのリビアでは、西リビア政府のセラジ首相が、国家を管理できない状況にあり、子飼いの(ミリシアが勝手に振る舞い、暴力の限りを尽くしていることが、情報として流れた。これは明らかにセラジ首相の、名誉を傷つけるものであろう。

 そして、この情報が流れたすぐ後に、ハフタル将軍の急病情報が流れた。つまり、リビアの東西のトップが同じ時期に、危険な状況に置かれたということだ。それは外部からの働きかけによって、起こったものではないかと思えた。

 リビアの混乱はこの辺で終止符を打ち、そろそろ利益を得ようという、欧米の思惑が働いているのではないのか、という疑念が沸く。現段階では何の証拠もないのだが、そう思えてならない。 あるいは、この二つの出来事は、リビアの混乱状態を終わらせ、新しいヒーローの誕生の舞台を作る、下工作かもしれない。そうであれば幸いだ。

 

 中東史の中では、毒殺はポピュラーであり、裏切りもしかりだ。そして、それらはほとんどが外部から働きかけによって、起こってきている。疑っても見たくなろう。