以前から、野党第一党のCHP党首クルチダウール氏は、エルドアン大統領と彼の家族や側近たちが、海外のタックス・ヘイブンに資金を送っていることを、追求してきていた。
ここに来てそれが、検察の案件になりつつあるようだ。ことの起こりは、1500万ドルの金が外国からエルドアン大統領や、彼の家族、側近たちに送られて来ている事実を、もとにして始まった。エルドアン大統領たちに金を送ってきたのは、ベルウエー・リミットという会社のようだ。
このことが土曜日のジュムフリエト紙で報道され、その事実を検察も認めた。検察は1500万ドルの金がエルドアン大統領と彼に近い、5人の人物に送られていることを、明らかにしている。
その5人とは、エルドアン大統領と彼の兄弟、義理の兄弟、その子供、義理の父の息子、そして、元エルドアン大統領の側近たち、と言うことのようだ。これでは国家運営が、ファミリーで行われている感じを、与えるではないか。
トルコはいまシリアで戦争をしている国なのだが、トルコの若者たちが戦場にあるなかでの、このスキャンダルは許されないことのように、思えるのだが。既に15人以上のトルコの兵士が、戦死したという公式数字が、発表されている(実はもっと多いのではないか)。