『アラブ全テレビがエルサレム抗議キャンペーン』

2017年12月18日

 アラブ各国のテレビが連携して、反トランプ・キャンペーンを、展開することが決まった。その中心指揮を執るのは、エジプトのフセイン・ゼイン氏と決まった。彼はエジプトの国立メデイア組織のトップだ。

 番組は昼の12時から午後10時まで、毎週日曜日に放映されることとなった。この番組では、エルサレムに関する、歴史的事実が放映される。エジプトのアズハル大学も、シンポジュームを開き、エルサレムの支援をすることとなった。

 番組にはアラブ諸国はもとより、世界のムスリムからの電話も受付け、放映することになっている。またエジプトが1948年以来果たしてきた、パレスチナ支援の戦いの歴史も、放映される予定だ。

 もちろん、パレスチナ人が苦しんできた、占領下の状況についても放映され、エルサレム、アクサモスクについても、解説される。また、エジプトやヨルダン、レバノンを始め、各国における反トランプ運動についても、放映される予定となっている。

 この決定は大きな反響を、起こす可能性がある。世界中で不満を抱くムスリムたちが、エルサレム問題を理由に連帯し、抗議行動を起こしていくからだ。その結果、生まれる可能性があるのは、過激な行動であろう。エルサレムの名における、テロ行為が世界中で起こることを、予期しておくことが、必要であろう。

 もちろん、そのような過激なテロが起こる可能性は、イスラエルやヨーロッパ諸国だけではない。アメリカ国内でも起こる、可能性があるのだ。その付けをトランプは、払わなければならないということだ。