トルコのエルドアン大統領は、なんでも世界一になりたいのであろうか。オスマン帝の亡霊にでも取りつかれたかのように、彼はアメリカやヨーロッパ諸国に挑戦し、侮辱して快感を感じているようだ。
残念なことに、トルコ国民の半数が、彼のそうした言動を、喜び受け入れている。もちろん、エルドアン大統領の礼儀をわきまえない言動が、結果的にトルコを追い込むことに、十分気が付いている国民もいる。
しかし、いまの段階ではエルドアン大統領の、言動に反対することは、即刑務所送りになるということだ。このため、トルの良識派の意見は、全く鳴りを潜め、愚かな国民の、愚かなエルドアン大統領に対する、支持の声だけが世界中に、ばらまかれているのだ。
エルドアン大統領はトルコの良識派の人たちを、片っ端から逮捕し、刑務所に送り込んでいるのだが、その数があまりにも多いために、刑務所が満杯状態になり、ベッド数が足りないために、受刑者たちは交代で、睡眠をとっているということだ。
トルコのスレイマン・ソユル内相が語ったところによれば、現在受刑者の数は48、739人、そして政府に抑えられたホールデングは8社、同じように抑えられた企業数は、1、020社だということだ。そしていま逮捕者リストに上がっている者の数は、690万人だということのようだ。つまり、国民人口のほぼ10パーセントが逮捕予定者だということだ。
そうなると、刑務所はますます足りなくなるわけだが、政府は新たに228刑務所を、建設する計画を立てており、その投獄キャパシテイは、137、687人だということだ。2013年以来既に79の刑務所が新設されておリ、これは66、451人の収容規模だ。
今後5年以内に、これに加えて384刑務所が新設され、207、279人が収容可能となる。2017年10月までには228,983人が収容可能となる。
2013年7月13日以来、50、520人が逮捕され、169,031人が取り調べ対象になっている。
こんな数字が出てくると、実際はどうなっているの、正確に把握し難いが、それは私が数字に弱いからであろうか。トルコでは逮捕された者たちが『逮捕されることは名誉だ。』と言い出している。もちろん、刑務所では日常茶飯事のように、拷問が行われているのだが