[ トルコの大風呂敷ヨーロッパは3日で支配出来る]

2017年8月 2日

 

 トルコの政府に近い新聞が『トルコは3日でヨーロッパを支配できる。』と豪語する記事を掲載した。その新聞はエニ・ショズ紙だが、この新聞の根拠はストラットフォーで記事を書いている、ジョージ・フリードマン氏の記事に、よるもののようだ。

 ジョージ・フリードマン氏は、トルコが強力な軍事力を有する国家であり、ヨーロッパをあっという間に軍事力で、支配してしまえるということのようだ。ジョージ・フリードマン氏に言わせると、トルコはドイツを昼前に叩けるし、フランスも支配出来るというのだ。

 その根拠は、ヨーロッパ各国の国民が、自国の危機にあって、武器を持って立ち上がるか、というギャラップ社の国際リサーチセンターが行ったアンケートを対して、極めて少ない国民が、『戦う』と答えたというのだ。

例えば、ドイツ国民の18パーセントが戦うと答え、フランス人は29パーセント、イギリス人は27パーセント、スペイン人は21パーセント、イタリア人は20パーセントが戦う、と答えている。

 この結果を受け、エニ・ショズ紙は朝に戦いを始めれば、晩にはベルサイユ宮殿で礼拝が出来る、と書いている。しかも、その次の日にはローマを支配できる、とも書いている。

トルコのエニ・ショズ紙の強気の記事は、昨年の715日に起こったクーデターが、政府軍によってあっという間に、抑え込まれたことを、根拠にしているようだ。

 こうした記事がエニ・ショズ紙に、掲載されるということは、エルドアン大統領の意向を受けているものと思われ,エルドアン大統領がいかにヨーロッパ諸国に対して、腹を立てているかが分かるということだ。

 つい最近、ドイツはEU諸国に対して、トルコとの関税交渉をするな、と言い出してもいるし、アメリカの代表はトルコが、アルカーイダを支援していると非難し、それに対しトルコ政府は、反発を強めてもいる。

 トルコのエルドアン大統領は相当、欧米に追い込まれている、ということではないのか。彼の欧米に対する反発の姿勢には、大オスマン帝国の皇帝としての余裕は、何処にも感じられない。