シリアのラッカをIS(ISIL)から奪還する、作戦が始まったようだ。ただし、開始日がいずれであるかについては、あいまいなところがある。トルコのユルドルム首相は、6月2日に始まったと発言しており、他方では6月3日に、始まったとする発言もある。
いずれにせよ、ラッカ解放作戦は始まった、ということであろう。もちろん、その中心勢力は、SDFでありSDFの中心になっているのは、クルドのYPGの戦闘集団だ。
他方、YPGを中心とするSDFは、IS(ISIL)側に対して、ラッカからの逃走ルートを開いた、という情報もある。
それはアメリカに対する配慮なのか、戦闘を軽減する目的なのかは、今のところ分からない。
ラッカ解放作戦が比較的短時間で終了するのか、案外、長期化するのかについては、なんとも言え無いが、相当数のIS(ISIL)の戦闘員が、既に砂漠に逃れている、ということであるから、モースルほどはてこずらないかもしれない。そうあって欲しいものだ。