トルコ最大野党CHPのクルチダウール党首は、トルコがヨーロッパで最大の、マネー・ロンダリング・センターに変わった、と非難した。
彼に言わせると、あらゆる犯罪に関わる金が、トルコでは正当な金に変貌するシステム、が出来上がっているというのだ。
たとえば、汚職資金、麻薬資金、売春などによって、非合法に得られた金だ。
こうした問題を追及しようとする、ソズジュ紙やジュムフリエト紙などは、警察の厳しい監視下に、置かれている。
マネー・ロンダリング問題だけではなく、クルチダウール氏はギュレン・グループに対する、政府の対応についても、非難の言葉を口にしている。
ギュレン・グループには何の犯罪に関する、証拠もないのだが、全く空っぽの犯罪調書でも、最終的には担当の検察が登場し、裁くことができるというのだ。
このギュレン・グループについては、閣僚であろうが大統領府のスタッフであろうが、例外なく逮捕され、検挙されもするとも語っている。
一国の野党第一党の党首が、ここまでエルドアン大統領と彼の政府を、非難するのは異常事態としか、言いようがあるまい。