『トルコはマネー・ロンダリング・センターに変貌とCHP党首』

2017年5月24日

 

 トルコ最大野党CHPのクルチダウール党首は、トルコがヨーロッパで最大の、マネー・ロンダリング・センターに変わった、と非難した。

 彼に言わせると、あらゆる犯罪に関わる金が、トルコでは正当な金に変貌するシステム、が出来上がっているというのだ。

 たとえば、汚職資金、麻薬資金、売春などによって、非合法に得られた金だ。

 こうした問題を追及しようとする、ソズジュ紙やジュムフリエト紙などは、警察の厳しい監視下に、置かれている。

 マネー・ロンダリング問題だけではなく、クルチダウール氏はギュレン・グループに対する、政府の対応についても、非難の言葉を口にしている。

 ギュレン・グループには何の犯罪に関する、証拠もないのだが、全く空っぽの犯罪調書でも、最終的には担当の検察が登場し、裁くことができるというのだ。

 このギュレン・グループについては、閣僚であろうが大統領府のスタッフであろうが、例外なく逮捕され、検挙されもするとも語っている。

 一国の野党第一党の党首が、ここまでエルドアン大統領と彼の政府を、非難するのは異常事態としか、言いようがあるまい。