『右派MHPを追われた女性議員が重大発言』

2017年3月28日

 

 トルコの野党MHPには、メラル・アクシェネルという名の女性がいる。彼女は党の方針に逆らったとして、党籍を剥奪されている。一体、彼女の何が問題だというのだろうか。

 多分に彼女が党内にあって、重大な情報をつかみ、それはトルコの国益にとって、大きなマイナスだと判断し、外部に漏らすことを、MHP党恐れたからではないのか。

 

 その重大な情報とは以下のような内容だ。

416日の新憲法国民投票はアメリカCIAの計画だ。

:帝国主義者たちはトルコに罠をかけようとしている。

:トルコでは新憲法で、権力がエルドアン大統領に、集中する方向にある。

:アメリカは権力がエルドアン大統領に集まる結果、トルコを統一国家、連邦国家に変える。

:トルコが一人の権力者の手に牛耳られる結果、アメリカはトルコを操作しやすくなる。

 

問題は、何故アメリカはトルコを、統一国家から連邦国家にしよう、としているか、ということだ。そしてその結果、何がどう変わるのか、ということだ。

アメリカはトルコを連邦国家に変えることにより、トルコと周辺諸国の領土を合わせ、クルドの国家を創ることを、計画している。

それは、アメリカが考えるカタールを始めとした、アラブ湾岸諸国のガスをイラク・シリア経由で、地中海に運ぶためだ。

そのためには、トルコを連邦国家にし、クルド国家を創設できるように、しなければならない、ということだ。

この話が事実であるとすれば、彼女は多分近い将来、暗殺されることになろう。その暗殺がトルコ政府によるのか、MHPによるのか、CIAによるのかは分からない。