『ISの現状報告アルハヤート紙から』

2017年2月28日

 

 アルハヤートという新聞があるが、その新聞がIS(ISIL)の現状報告をしている。これはシリアやイラクをカバーしたものだが、私のような怠け者には、極めて好都合な纏め記事だ。

その報告には以下のような内容が記されている。

『シリア』

:コバネ=シリア北部のコバネは4か月に及んだ、クルドとIS(ISIL)との戦いの末、クルド側が勝利して、現在は完全にクルド支配下にある。

:タドモル=露機とシリアの攻撃で奪還。遺跡は大分破壊されUNESCOが修復を考えている。シリア中部。

:マンビジュ=米の支援でほぼ解放、トルコ国境に近いシリア北部。

:ジャラブルス=コバネの西に位置し、トルコ軍とFSAなどが戦闘ほぼ奪還。

:ダービク=トルコ軍が主体となって解放。

:アルバーブ=トルコ軍の支援にシリア3派がISと戦いほぼ奪還。

:ラッカ=いまだ解放されず、アメリカ中心の合同軍の支援あり。

『イラク』

:テクリート=イラク軍戦闘アメリカも支援ほぼ解放。

:シンジャル=ヤズデイ中心の居住地域アメリカ軍支援でクルド軍がほぼ解放。

:ラマデ―デイ=イラク軍がアメリカの支援で解放。

:ファルージャ=イラク8軍が解放。

:カヤーラ=イラク軍が解放。

:シャルカート:モースル攻撃の拠点イラク軍が解放。

:カルクーシュ=クリスチャン居住区イラク軍が解放。

:モースル=イラク軍優勢だが、まだ陥落していない。

『リビア』

:シルテ=リビア軍が奪還すRISISIL)はリビア国内に留まっている。

 つまり、これらシリアとイラクそしてリビアでのISISIL)の現状を見るとほぼその役割を終えた感じがするのだが、そう判断するのは早計であろうか。