2012年2月28日に設立された、SADATという会社がある。この会社の幹部は退役軍人で占められているようだ。また一部は学者も含まれているようだ。この会社は国際防衛顧問会社、ということになっているのだが、実態はいまひとつ、明らかになっていない。
一部では、このSADAT社は、エルドアン大統領の秘密の軍隊だ、と言われている。 そのためAKミリシアとも呼ばれているということだ。
昨年7月15日に起こったクーデター未遂事件後は、市民を殺害した将兵らを抱え込んでいる、とも言われている。
このSADAT社は2016年12月6日から、アドナン将軍がトップに就任したが、エルドアン大統領のアドバイザーでもある人物だ。
こうした経緯から、SADAT社はエルドアン大統領の、プライベート・アーミーとも呼ばれるようになったのだ。
この会社が設立されなおしたのは、退役軍人を多数抱え込むためであろう、と思われる。そのことによって、退役将軍たちの間から、反政府のクーデター呼びかけが、起こらないようにしよう、という考えではないのか。
また、SADAT社は学者なども、抱え込んでいることから、あるいはエルドアン大統領が、新たに組織する第二エルゲネコンではないか、という気もするのだが。