このとこ、サウジアラビアでは警官がテロリストに、狙われるケースが増えているようだ。つい最近では、サウジアラビアの東部の街ダンマンで、警官が銃撃されている。
サウジアラビアの東部には、シーア派国民の密集地域であるアルカテーフもあり、ここでは住民と警官の衝突が頻発しており、一般住民が拳銃などを手にして、警官を銃撃するという事件も、起こっている。
サウジアラビアではシーア派が差別されており、このアルカテーフ地域などは、厳しい警察の監視下に、置かれていることから、住民の不満が拡大しているのであろう。
つい最近も、サウジアラビアの民族衣装 デシダーシを着た男が、警官に発砲し、逆に銃殺されるという映像が、インターネットで紹介されていた。
先日ご紹介したのだが、トルコ機が多数のISISIL)戦闘員を、イエメンに移送しており、彼らも活動を展開し始めるであろう。述べるまでもなく、対象はサウジアラビアではないかと推測する。そうなると、イエメンに近いサウジアラビアの港町ジェッダでの、テロが増えるかもしれない。
サウジアラビアからは人権活動家2人が、逮捕されたというニュースも、伝わってきている。サウジアラビア国内では全体的に、不安定な状況が拡大しているのではないのか。同じことを繰り返すが、IS(ISIL)はサウジアラビアを、ターゲットの一つに挙げている。
サウジアラビアはイラクに隣接する国であり、イラクから逃れるIS(ISIL)のメンバーにとって国境を接する、サウジアラビアやクウエイトは、トルコに続く逃亡先ではないのか。
しかも、サウジアラビアとイラクとの国境線は長く、監視が徹底できないものと思われ、潜入しやすいのではないか。
最近の中東諸国は、サウジアラビアばかりではなく、イラクやシリアはもとより、トルコでもエジプトでもテロが増えているし、イランからもMKO(クルドのテロ組織)のリーダーが逮捕された、という報道が伝わってきている。
今の中東諸国は、観光に出かけるには危険過ぎる地域に、なってしまっているようだ。