『エルドアン大統領は今年反対派をどうしたのか』

2016年12月14日

 

世界中から非難を浴びている、トルコのエルドアン大統領は今年、トルコ国民にどのような仕打ちを、したのであろうか。そして、その結果は今後トルコに、どう影響していくのであろうか。その辺の状況をアルハヤート紙が、おおよそ次のように伝えている。

エルドアン大統領は軍部の信頼を失った結果、数百人の将校と数千人の兵士を、逮捕している。そのことはトルコが進めている、イラクやシリアへの軍事行動の作戦立案に、大きなマイナス効果を、生み出していよう。

高級公務員が逮捕者され、後に15000人が首になり、それ以外にも4万人が逮捕されている。また、軍の将校、警察などは125000人が職を追われたということだ。

ギュレン関係で逮捕された者の数は36000人、600社が政府の管理下に置かれた。これらの企業の資産は、100億ドルに相当する、とみられている。

ジャーナリストや教員の、逮捕者数は数千人に及び、文化人、教養人の多くが、弾圧を受けている。大学はもちろんだが、小中学校の教員で首になった者が多いために、9月の始業式が遅れているが、政府はその後、一部教員を復帰させている。

現在刑務所に入れられている人の数は、全部でおよそ70000人にも及んでいるということだ。彼らは刑務所に入れられたまま、裁判を受けることもなく放置されている。

ジャーナリストの受刑者は80人で、彼らも裁判を受けないままで、留置されている。

こうしたエルドアン大統領の措置は、どう考えてもまともではない、という事であろう。肝心のインテリ層が職を追われ、多くがあらゆる手段をこうじて、トルコからだ脱出することを、考えているのだ。

その結果は、近い将来にトルコが、国家として崩壊に向かうか、エルドアン体制が崩壊に向かうか、のいずれかであろう。