『トルコが黒海の海底ガス生産へ』

2016年11月 9日

 

 昨日は東地中海の海底ガスについてご報告したが、今日は黒海の海底石油ガスについてご報告する。トルコの周辺諸国はアゼルバイジャン、イラン、イラクと大産油国大ガス産出国が林立している。

 従って、トルコ国内はもとより、トルコの海域にもガスや石油が、埋蔵している可能性は高い、と言われて久しい。その開発にやっとトルコが乗り出すようだ。担当は述べるまでもなく、エルドアンの義理の子息である、ベレト・エネルギー大臣があたることになる。

トルコは2017年からこの計画を進め、2019年には本格的な生産体制が、整うようだ。そしてこの計画にはトルコが867億ドルを投資し、外国からの投資は431億ドルと見積もられている。

鉱区は黒海西の地域であり、2018年には掘り当てられる予定だ。トルコのガス消費は年間500億CM(立方メートル)で、通常のガス備蓄量は100BCということだ。

 ガスの備蓄基地の第一フェーズはトズギョルに設立され、2017年には完成する予定だ。第二フェーズは2019年完成予定となっている。

トルコはこのほかに石炭燃料があり、ロシアとの協力で200億ドルかけて、原発も建設中だ(2023年完成予定)。そうなると、エネルギーに事欠くことはなくなるという事であろう。