『イランがシリアに25000人派兵というイスラエル情報』

2016年11月 6日

イスラエルのシンベト(アメリカで言うFBI)の責任者、アヴィ・デッターがスイスの代表団に語ったところによれば、イランは25000人の戦闘員を、シリアに送っているということだ。

そして、この25000人のイランの戦闘員は、ISISIL)を攻撃対象とするのではなく、反シリア側のミリシアを、ターゲットにしている、ということのようだ。

イランはシリアにレバノンのヘズブラの戦闘員を、派兵することでも協力しており、現在どれだけのヘズブラの戦闘員が、シリアに入っているか判らないが、これまでに1600人が戦死した、と伝えられている。

つまり、イランのシリア体制支援は、本格的なものだということだ、25000人という規模は、日本で言えば2・5個師団以上の数なのだ。

イスラエルによれば、もう一つ見逃してはならないのは、イランがペルシャ帝国2000年の、歴史を遡る、野望を抱いているということだ。それは、サウジアラビアはもとより、エジプトも攻撃の対象に、想定しているということのようだ。

確かに、最近はエジプトもサウジアラビアも、急速にイスラエルとの関係を、改善しているし、情報交換や間接的軍事協力も、進められているようだ。それは、イスラエルとエジプト・サウジアラビアが、イランやISISIL)という、共通の敵を抱えているからであろう。