トルコで15日一部軍人によるクーデターが起こりイスタンブールが支配され首都アンカラも同様にクーデター側の軍人が展開した。早速クーデター側の軍人がトルコン国営テレビを占拠し、クーデターが成功したと宣言した。
しかし、このクーデターは間も無く、失敗に終わった、という情報が流れてきた。それは今回のクーデターが、第一軍団によるものであったことに、起因しているかもしれない。クーデターを起こしたのは、イスタンブールに展開している、第一軍団によるものだったようだ。
何人かの大佐が指揮を取り、今回のクーデターとなったわけだが、軍の将軍クラスは、関与していなかった模様だ。もちろん、影では将軍クラスの軍人が、関与していた可能性もあろう。
当初、エルドアン大統領はプライベート・ジェットで、国外に脱出を図った、という情報も流れたが、それは間違いであり、エルドアン大統領はイスタンブールに、移動していたというのが、事実だったようだ。
エルドアン大統領はクーデターが始まって間も無く、国民に対し街頭に出て反クーデターのデモをやれ、と呼びかけている。それに呼応したデモが、起こっている。
今回のクーデターは、軍幹部の総意ではなかった、ということが敗北の主たる理由であろう。
後はどれだけエルドアン大統領が、クーデターに参加した将校たちに、寛大な措置をとるかであろう。その点を間違えて強圧的な対応をすれば、今度は本格的なクーデターを、引き起こす危険性がある、ということであろう。