イランのプレス・テレビ・ネットが伝えるところによれば、サウジアラビア王家はいま、内紛状態にある、ということのようだ。
さる5月7日に、大幅な閣僚人事の交代が発表され、水、電気、通商、交通、社会、厚生、ハッジなどの担当大臣が入れ替わった。
この世論調査は4570人に対して行われたものだが、その結果は、76パーセントがその理由を、王家内のカオスによるものだ、と答えている。
また、16パーセントは副皇太子ムハンマドの、権力誇示に過ぎない、と答えている。
そして、8パーセントは官僚主義打破に、プラスと歓迎の意志を示す答えを、出したようだ。
いずれが正しいのかは別に、こうした悪いイメージの情報が、サウジアラビア王家をめぐって、出てくるということは、やはり、王家内部に何らかの問題がある、と判断してしかるべきであろう。
ムハンマド副皇太子は武力を使った、強硬外交を行っており、イエメンでもシリアでも、力を誇示している。他方、アメリカとの間にも、軋轢が生じていることは、周知の事実だ。