アメリカの大統領候補であるB・サンダース氏が、バチカンから招待を受け、訪問することが決まった。時期が時期だけに、この招待には深い意味があるのであろう。
B・サンダース氏はポーランドから移民した、ユダヤ人の父の子供として育ち、正式なユダヤ教徒とはいえないが、ユダヤ教徒である可能性もあろう。(ユダヤ教では母親がユダヤ教徒でなければ、正式なユダヤ教徒とは認められていない。もちろん、母親がユダヤ教徒の可能性もあるが、確認できていない)
B・サンダース氏はバチカンからの招待を受けたが、それは彼の政治的スタンスが、社会主義者であり貧民の味方、という立場から来たのかもしれない。それはバチカンの法王も、同じ考えに立っているからだ。
B・サンダース氏とバチカンの法王が、会見するか否かは不明だが、そうなる可能性は高いのではないかと思われる。大げさな言い方をすれば、この訪問はきわめて濃い政治色を、帯びているのではないか。そしてそれは宗教がらみなのだ。
これまで、アメリカの大統領に就任する人物は、ユダヤ人の資金的サポートと、ユダヤ人の牛耳るマスコミの支援が無ければ、当選しないと言われてきている。今回の場合、B・サンダース氏はあえてユダヤの支援を断り、世界のキリスト教の総本山である、バチカンの側に付いたということであろうか。
他の候補は選挙戦が進むにしたがって、ユダヤ教支持や、イスラエル支持を表明し、あるいはイスラエルを訪問する、と言い出しているわけだが、B・サンダース氏の今回の決定は、それらの候補者とは真っ向から反対の、選択をしたということだ。
アメリカ国民はもちろん、キリスト教徒が大多数であり、ユダヤ教徒はごく限られた割合しかいない。しかし、ユダヤ教徒の結束の強さと、資金力、そしてマスコミ支配は、大統領選挙戦でユダヤ教徒が押す候補を、最強にしてきていた。
今回のアメリカの大統領選挙は、トランプ氏の登場で、いままでのものとは、様相を全く違うものにしている。これまで通ってきた嘘や秘密が、次から次へと暴露されるように、なってきている。
そうした流れのなかで、バチカンがB・サンダース氏を招待したのは、ユダヤ教徒に推される候補ではなく、『キリスト教徒は彼に投票しろ』と言っているのではないのか。
こうなると自費で選挙を戦っているトランプ氏以外には、頭が痛くなるだろう。誰それ候補は選挙資金援助を、ユダヤ系の組織あるいは企業から、受け取っている、という噂がたちまちにして、広がる危険性があるからだ。
今回のアメリカの大統領選挙は、バチカンとイスラエルとの戦いになる、ということなのか。或いは、ローマとエルサレムとの、選挙戦になるということか。楽勝を噂されてきていたヒラリー・クリントン候補も、楽観できない状況に、直面し始めたのではないのか。