トルコのジャーナリストに対する裁判が国内問題で留まらずに、国際問題化しつつある。その問題とはMIT(トルコ情報部)がシリアのIS(ISIL)に武器を支援したことを暴露する記事を掲載したジュムフリエトの編集者などを逮捕した問題だ。
その中心人物はドンダルしだが、彼の補佐のギュル氏も逮捕され投獄されていた。それが2月26日に仮釈放になり現在に至る。彼らの武器密輸事件報道は国家の機密に関わるスパイ行為だと政府は主張している。
エルドアン大統領は自分が憲法よりも上位にあると語った人物であり、この報道の自由を大きく犯す行為も正当とみなしている。
とp頃が再審にあたり外国の外交官が裁判を膨張する動きに出た。イギリスの領事が参加してもいる。このことはいかにでたらめな裁判が行われるのか検察の証拠は不十分ではないのかということが明らかになってしまう小田。
そこでエルドアンは外国の外交官やジャーナリストが裁判の膨張に参加数rことに怒り心頭になっている。彼は『一体お前は誰であり、何をしに来るというのか。ここはお前の国ではない、ここはトルコだ。外交官は何処へ行くにも、許可を取ってから行動すべきだ。我々は知っているいつも民主主義、人権をクーデター計画者に対して支援する道具に使っている。』
MITのトラックが武器を満載して、ISに届けた事実を報じた、ジュムフリエトの編集長らは、92日間に渡って投獄されたが、これは報道者に対する権利を、無視したことだ。
結局裁判はエルドアン大統領の意向で、国家機密に関わるとして、非公開で行われ、一部の判事は出廷を拒否し、裁判は取り止めになり、4月1日に延期された。
エルドアン大統領激怒したのは、裁判でトルコ政府側の、各種の違法が明らかになるからだ。今回の裁判延期は、ますます国民と外国に、エルドアン体制の不正を明らかにし、エルドアン大統領は窮地に追い込まれていくことに、なるのではないのか。
レザ・ザッラブのアメリカでの逮捕では、エルドアン大統領は訪米したら逮捕されるのではないか、と恐れているという情報が、伝わってきている。彼は多分に敏感になりすぎているのであろう。彼の言動の何処にも、全く余裕が見られなくなってきている。