インドネシア政府が本格的な、IS(ISIL)対策を始めた。これは中国政府との協力で、進められることになったようだ。インドネシアがいま抱えている、イスラム原理主義者たちの活動は、主にIS(ISIL)によるものだ。
いまインドネシアで、活動を活発化させているテロリストは、中国の新疆ウイグル地区の住民たちで、彼らはインドネシアや、マレーシアなどを経由して、トルコに渡り、そこからシリアやイラクに、入っているのだ。
シリアやイラクで軍事訓練を受けたウイグル人らは、インドネシアなどを経由して中国に帰国し、破壊活動を展開する。
インドネシアの他には、マレーシア、ミャンマー、タイ、セントーサなどを経由して、中国に入っている模様だ。
インドネシアは緑豊富な国であることから、テロリストたちがジャングルに、潜むことが容易であり、しかも、インドネシアは何千という島で、成り立っている国家であることから、隠れる場所は豊富にある。
また、インドネシアは人口も多く、多くのイスラム組織が存在し、それらのうちの幾つかは、極めて過激な思想を持っており、IS(ISIL)との連携が可能なのだ。
以前に、ジャワなどで、インドネシア人過激派ムスリムによる、爆弾テロが起こり、多くの国内外人が死傷している。
今回、インドネシアが本格的な対応を、始めたということは、IS(ISIL)などによる、破壊活動の危険性が、極めて高くなってきているからであろう。それは在インドネシアの日本企業や、駐在員もターゲットになる、ということを意味している。