『イスタンブール地下鉄駅のそばで爆弾』

2015年12月 2日

 

 トルコ最大の都市、イスタンブールの中央部に位置する、バイラム・パシャの地下鉄駅近くで、爆弾が爆発した。

この爆弾事件で、5人が負傷した模様だが、いまだに詳細は伝えられていない。しかし、現場には多数の救急車が、駆けつけたということであるから、あるいは負傷者はもっと、出ているかもしれない。

爆発物については、手製のパイプ爆弾だという説もあれば、手榴弾だという説もある。それ以外には電気系統の故障による、爆発だとも言われている。だが状況を推測すると、爆弾であった可能性が、高いのではないか。

現場近くに、警察のバスが駐車していたために、警察がターゲットだった、という説もあるが、これも不確かな情報だ。

サウジアラビアのアルハヤート紙は、この事件と、先にアンカラで10月に起こったテロ事件とを、関連付けたがっている。つまり、公式発表で103(実際には126人が犠牲といわれている)が犠牲になったアンカラ・テロ事件だ。

そのことは今回の犯行(?)が、クルド人あるいはPKK(クルド労働党)によって行われた、と言いたいのであろう。

現段階では断定する情報は、公開されていないが、ロシアがトルコのロシア戦闘機撃墜に、報復としてPKK(クルド労働党)にやらせた、可能性もあろう。もし、そうであるとすれば、第二、第三のテロ事件が、起こるのではないか。

推測はこの程度にしておこう。だがトルコが危険度を上げているというのは、正しい判断ではないかと思われる。トルコにはなるべく行かないほうがいいだろう。私は129日から14日まで、トルコに行っては来るが。