『中東短信』

2015年10月19日

 

:トルコ50人のIS志願兵イラクシリア行き阻止
トルコ政府が先週土曜日にシリアやイラクの戦闘地域に入りIS(ISIL)
とともに先頭に加わりたいと希望していた外国人戦闘員のシリア・イラクへの移動を阻止した。
彼らは数日前にイスタンブールに到着し、イラクやシリアの戦闘地帯に入ることを望んでいたが、トルコの警察によって逮捕され、その後、取り調べを受けている

:ナスラッラー・イスラエル攻撃もある
レバノンのヘズブラのリーダーであるナスラッラー師は、パレスチナの現状を憂慮し『ヘズブラはパレスチナ人と共に戦う。』と語った。いかなる戦いも優れたリーダーが、存在する必要がある、とも語っている。このことはイランのハメネイ師を、イメージしての発言であろうか。
ナスラッラー師が主導するヘズブラが、何処までパレスチナのイスラエルとの戦いに、関与してくるかは想像できないが、最近のシリアでの、シリア政府軍やヘズブラの優勢は、彼らを勇気づけていることであろう。
逆に、イスラエルにとっては、ヘズブラのナスラッラー師の発言は、極めて不愉快であり、不安なことであろう。


:アメリカは中東諸国分割もくろむとイラン高官イラン政府の情報担当(SNSC
)の高官である、アリー・シャムハーニ氏は『アメリカは中東地域の国々を、分割することを計画している。』と語った、イラクやシリアに対する介入、サウジアラビアにイエメン戦争を、けしかけているのもしかりだ。
しかし、最近のシリア軍の優勢は、ISを使ったアメリカの中東地域諸国分割計画に、冷水を浴びさせるものであった、とも語っている。