:マハムードアッバース議長1300万ドルいの城建設
パレスチナ自治政府はその予算のほとんどを、外国からの寄付でまかなっている。つまり、他人のサイフと善意をあてにして、成り立っているのだ。
しかし、マハムード・アッバース議長の子息を含め、要人たちは大型のベンツの新型車を何台も持ち、豪華な城のような建物を、住居にしている。
彼らに言わせれば、何かが起こる度に、外国が寄付をしてくれるので、金に困ることはない、ということであろう。パレスチナ人やレバノン人は、ありすぎる金のことを、米粒のように金がある、という表現をするが、まさにそれを、地でいっているということだ。
そうした中で、今回はマハムード・アッバース議長がお城を建てる、というニュースがニューズ・ウイークで流されている。そのお城は建設費が1300万ドル、面積が4700平方メートル、事務室が4000平方メートル、用地の面積が27000平方メートル、もちろんこの城を各国からの寄付で建てる、というのだからあきれるしかない。
日本の外務省も喜んで、この馬鹿げたマハムード・アッバースの城建設に、寄付をするのだろう。もちろん名目は別にするのだろうが。
:エルドアン大統領選挙延期に市民戦争を計画か
どうやら、自信過剰なエルドアン大統領も、今度の選挙では、負ける可能性があることを、感じ始めたのであろうか。これまで、野党との連立内閣結成の交渉を、ダウトール首相にさせてきたのだが、全ては失敗に終わった。
そして、通常であれば野党第一党のCHPに、連立工作の権限を委譲するのだが、それはやらなかった。それはエルドアン大統領が、選挙を早期に実施することで、多数を獲得し、単独政権に復帰する、という方針に基づいたものだった。
しかし、時間が経過するに従い、与党AKPは次回の選挙で、過半数を取れないだろう、という予想が多くなってきている。その多くの予想によれば、前回6月7日に行われた選挙よりも、与党AKPが獲得する票は、減るだろうということだ。
そこで、エルドアン大統領がいま考えているのは、クルドとの問題をこじらせて、PKK(クルド労働党)をあおり、市民戦争を起こすという作戦だ。そうなれば、憲法で戦争下の選挙は、延期することが可能であり、問題はないということのようだ。
もちろんそうなれば、何千あるいは何万人の、トルコ人とクルド人が、死亡するということだ。トルコ政府はIS(ISIL)に対する、空爆にも参加し始めているが、それも選挙延期のための、口実のつもりなのかもしれない。
:イラク・シリアの若い女性は石油のように売られている
国連の調査によれば、イラクやシリアでは両国の若い女性が、石油でも売るかのように、容易に取引されている。
売買されるだけではなく、これらの国の女性たちは、強姦され、大量殺戮の犠牲になり、人質にされているのだ。そしてIS(ISIL)の支配地域では、女性の奴隷市場が開設されており、商品(女性)の価格表も、公表されているというのだ。
女性を買った男たちは、その女性を妻にすることも、奴隷にすることも、自由であり、一部の男たちは女性の家族に、保釈金を要求し、自由にする(転売)場合もある、ということだ。
:トルコの受刑者2002年の3倍に増加
トルコではエルドアン体制下で、多くの人たちが犠牲になっている。現体制になったのは2002年だが、当時と比較して、受刑者の数が3倍の増加している、という報告が出ている。
2002年には59429人の受刑者がいたが、今では170300人が、刑務所に入れられている。そして、刑務所で死亡した数は、2002年から2015年までで、合計3079人、毎年300人が死亡しているということだ。
その死亡理由は、拷問によるものなのか、刑務所の劣悪な環境によるのか、受刑者がもともとひ弱だったのか、についての詳しい報告は無い。