シリアのテレビが、重大なニュースを流した。それを、イランのプレス・テレビが再度確認している。その重大なニュースとは、トルコの領土内でイスラム・テロリストに対する、軍事訓練が行われている、という内容だ。
このなかでは、何人かの逮捕されたイスラム・テロリストが、別々の証言を行っている。例えば、アハマド・マスタリーはトルコで、30日間の軍事訓練を受けた後に、アレポの戦線に送られたと語っている。
トルコの軍事訓練基地に送られる前には、シリアのサルキンで45日間の、軍事訓練を受けてもいると語った。彼はトルコでの訓練期間中、月200ドルの俸給を、受け取っていたということだ。彼以外にも、トルコの軍事訓練基地では、250人が訓練を受けていた、ということだ。
もう一人のテロリストの名前はムハンマド・アーケルで、彼はサルキンで45日間の軍事訓練を受けた後、トルコの軍事訓練基地に、送られたと語っている。その後、彼らはアレッポのシリア軍基地攻撃の大作戦に参加したが、敗北し捕虜になったということだ。
カースム・アブドッラーは月80ドルの俸給を受け、5か月間の軍事訓練を、トルコ国内で受けていた、と語っている。彼と同じ訓練を受けていたのは、狙撃手で50人いたが、みなアレッポ作戦に駆り出され、敗北したということだ。
トルコはご存じのように、反アサドのテロリストの支援国だが、トルコの領土では、アメリカ、サウジアラビア、カタールがスポンサーとなり、テロリストに対する軍事訓練を、施している。アメリカの軍事指導員は、トルコ国内に120人常駐しているということだ。
このシリアとイランの報道だけを見ていると、あるいは嘘ではないかとも思えるのだが、そうではないようだ。トルコのメウルート・ジャウソール外務相が、正式にこの事実を、認めているのだ。彼はトルコとアメリカの間には、反シリア・テロリスト訓練の合意ができており、3年間の期間でこれを実施しているということのようだ。