一本の記事として書くほどの情報は無いが、いずれにしろ重要と思われる情報が、伝わってきているので、纏めてご紹介する。
:ムスリム同胞団モルシ-前エジプト大統領暗殺を計画
モルシー前大統領は現在、エジプトの刑務所に収監されているが、ムスリム同胞団は彼を暗殺することによって、イスラミストの間に怒りを広げ、再度の革命を企てているようだ。
この情報は、ヨルダンのアルアラブ・アルヨウム紙で、紹介されたものであり、エジプトの情報部が情報源だということだ。しかも、モルシー氏の家族も彼が暗殺されることに、強い不安を抱いている、と伝えられている。
暗殺方法は、モルシー前大統領が刑務所から裁判所に移送される、ヘリコプターを撃墜する方法と、食事に毒薬を混入して、毒殺する方法が検討されているようだ、このため、エジプト警察当局は厳重な警戒と、彼に対する警護を実施している。
:セネガルがサウジアラビアにイエメン戦争の陸軍部隊を派兵
セネガル政府はサウジアラビアにある、聖地メッカとメジナを守るために、2100人の陸軍部隊を、派兵することを決めた。
実際にはメッカやメジナの防衛ではなく、イエメンの戦線に送られるということだ。つまり、サウジアラビアはイエメンに対して、空爆だけでは埒が明かないので、陸軍を増強してイエメン領土内に、侵攻させる計画のようだ。
エジプトのアルアハラム紙は、『イエメン空爆は何も変えていない』と報道しているが、その通りであろう、イエメン内部では相変わらず、ホウシ側が優位に立っているようだ。
:カタールがカファラ法を変更へ
カタール政府は、2020年のワールドサッカーに向けて、建設が急ピッチで進んでいるが、現場での事故の死者数も、うなぎのぼりに増えているようだ。
カタールで働く外国人労働者にとって、同国での労働は相当厳しいうえ、自由が完全に束縛されている。パスポートを雇用者が取り上げているのはごく普通であり、雇われ人は仕事を変えたり、帰国することは自由には出来ない。いちいち雇用者の許可を必要とするのだ。
このためカタールでの労働は刑務所や奴隷と同じだ、という非難が国内外で広がっていた。しかし、今回のカファラの変更もそう大きな変化を生まないだろう、と人権活動家は見ている、カファラが変えられても、名前が変わるだけであり、新たな規制項目が出てくるだけだろう、ということだ。