『ISに対する警戒心が下がる米とシリア』

2015年5月19日

 

 知りオアの首相が『ISISIL は終わりが近い。』と発言した、確かにパルミラではIS(ISIL)が惨敗し、撤退している。

 同じ時期に、アメリカのトーマス・ウイードリー将軍が、IS(ISIL)は守勢に回っていると言い出している。

 トーマス・ウイードリー将軍に言わせれば、IS(ISIL)は広範囲にわたって占領していたが、それは臨時的なものであって、継続的なものではなかったというのだ。

 そしてIS(ISIL)はシリアでもイラクでも、守勢に回っていると語った。ラマデイでの戦闘でも、一見IS(ISIL)のほうが優位にあり、勝利したかに見えるが、イラク軍の方が実際には優位にある、ということのようだ。

 バイジの製油所について、現段階ではIS(ISIL)が抑えているが、イラク軍の包囲は狭まってきており、イラク軍は合同軍とうまく連携している。

 この二人の発言には、それなりに根拠があるものと思われる。それ以外にも、IS(ISIL)内部では不都合な状態が拡大している、という情報もある。そろそろIS(ISIL)は、後退期に入ってきている、というのが真実ではないのか。