トルコが1921年の第一次世界大戦具の所有した在外領土はシリア国内のスレイマン・シャー廟(1178年~1236年)の敷地だった。そこは最近まで激しい戦闘が,クルド人とIS(ISIL)によって展開されたコバネに近い場所にある。
このスレイマン・シャー廟は交代制でトルコの軍人によって守られていたがIS(ISIL)の方位によって兵士の交代も食糧の補給もできない状態にあった。
そこで今回、スレインマン・シャー廟の奪還作成が行われたが、どうやらトルコ軍とIS(ISIL)側との間に、戦闘は起こらなかったようだ。
この作戦にはトルコ側からは、600人の兵士と100両の戦車が参加した。
興味深いことは、このトルコ軍のシリア領土内での作戦に対して、現在はクルド側の支配するコバネを通過したが、クルド側との間にも戦闘が起きず、IS(ISIL)との間にも戦闘が起こらなかったことだ。
そのことは、今後のトルコとクルド、トルコとIS(ISIL)との関係を予測させるのではないか。